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JO1誕生までの軌跡 拓実くんdisc雑感

以下、DVDの盛大なネタバレです…!

 

 

 

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すべてを捨ててプデュに参加することを決意した拓実くんは、ダンスも歌も未経験の自分がどうやったら勝ち抜けるのか、おそらくめちゃくちゃ考えたはずである。

「センス」と「成長」

それが拓実くんのたどり着いた戦略であり、オーディションからファイナルまで一貫して掲げていたテーマだった。

 

「センス」=見たものをすぐに会得できること

オーディションで一番の強みに挙げた「センス」。

ビートボックスもハンドスプリングも習っていないのにすぐできたと語っていたところから、拓実くんの中では見たものを即座にコピーする能力のことを指すようだ。

そのセンスは元々拓実くんが持っていたもの+長年続けていた野球の経験で培われたものではないか、という解説をダンサーのARATAさんがされていたので、もうズバリ。やはり拓実くんは強い自覚のあるアイドルだと思う(し、DNA見ただけで分かるARATAさんすごい)。

 


日本を背負う期待のルーキー!PRODUCE101JAPANの川西拓実くんを徹底解説!

 

韓国合宿でAクラスの練習を見学していた時、スカイ(なぜか少し誇らしげに笑みを浮かべて音楽に乗る。ほんと好き。)とは対照的に、微動だにせずじっと見つめていたこと。

るきやすの自主練をこれまたじっと見つめて、「こういうのを見ると自分も負けてられないなと思う。もっと練習したい。」と発言したこと。

グループバトル(DNA)で3位になったときの心境を「もっと勉強しないといけないと思った。上手い人をもっと見たり」と振り返ったこと。

スキルの向上とお手本を見ることは不可分で、とにかくよく見て、やってみることをずーっと繰り返していた。

センスがあるからとあぐらをかかず、むしろ自分のセンスと泥臭い努力とは一体だと捉えていそうですごい。練習が好きなの、すごい。

 

「自分の限界が来たのかなと正直思って」

個人的には「センス」という語感と相反するように思えるが、拓実くんは徹底して「成長」を目指していた。伸びなくなったら終わりだ、くらいの切迫感まで感じるほど。

・初回の意気込み「たくさん成長します。」

・Aクラスに入った感想「(おそらくAクラスのプレッシャーを感じた旨のコメント後)自分がもっと成長して認められればいいと吹っ切れた瞬間があった」

・第2回順位発表式で1位になったときの心境「嬉しかったけど、これ以上上がないので。下がるかもしれないというプレッシャーがあった。」

一番象徴的だったのが、DOMINOが3位だったことを振り返ってのコメント。

もうなんかここまでなのかなと。自分の限界が来たのかなと正直思って。諦めてしまいそうになった。 

努力が報われなかった悔しさより、天井が見えたことの絶望の方が大きそう。

自覚も自信もたっぷりあるはずなのに、どこまでも謙虚なのはなぜなんだ。

わからん。本当にわからん人だ川西拓実。

 

強火拓実推し蓮くん

蓮くんは本当に最初から拓実くんの顔面かっこいいと思ってたのね。

「蓮くんに選ばれたい」と願う練習生が山ほどいた(国プに選ばれないといけない番組でその構図ができるのが本当に面白い)中で、真に蓮くんに見出されたのが拓実くんだったという。ああ尊い川川。

蓮くんだけでなく、拓実くんのいたチームメンバーは拓実くんを活かせなきゃ負けだという意識をもって振付や構成を組んでいたのではないだろうか。関わる人をプロデューサー脳にさせる天才か。

 

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ということで、拓実くんが自分の魅力とその見せ方をしっかり考え抜いてプデュに臨んでいたことを改めて実感した90分。

これからも作品ごとに新しい顔を見せてほしいです。